ダイヤモンドシルクラボについて
「ダイヤモンドシルクラボ」は、奄美大島で固有種のアマミヤママユガの幼虫を飼育し、その繭からシルクを作るプロジェクトです。
私たちは天蚕(てんさん)という手法で奄美の固有種のアマミヤママユガからシルクを作り、まずは絹糸の販売、地元特産品である大島紬制作を行います。そして生産量増加とともに事業を拡大し高品質なアパレル製品の制作やシルク成分を化粧品や医薬品に利用する等様々な可能性を考えています。
また、単にシルクを生産・販売するだけではなく、生産過程を観光農園として公開し、世界自然遺産にも認定された奄美大島の自然や魅力を広く伝える役割を担い、地元の方々と手を携え、奄美大島の知名度向上や事業の拡大とともに雇用を増やすなど島への貢献することも大きな目標です。
最終的には奄美大島と言えば「ダイヤモンドシルク」と言われるような、世界へ発信できる高品質のシルク生産を目指しています。
天蚕(てんさん)とは
屋内で飼育する蚕(かいこ)を家蚕(かさん)と呼ぶのに対し屋外で飼育する蚕のことを野蚕と呼び、天蚕はその1種です。
家蚕は「カイコガ」、天蚕は自然の中にいる「ヤママユガ」の幼虫です。
奄美大島でも天蚕が行われていた歴史はありますが、現在は完全に途絶えてしまっています。
私たちの奄美大島固有種のアマミヤママユガでの天蚕は、2020年に夜の森で1頭の成虫を捕獲するところから始まりました。
それから研究と試行錯誤を重ね、研究者や専門家、大島紬の織元であるみなみ紬、地元の方々等多くの方に協力をいただきながら一歩ずつ歩みを進めてきました。
ドラゴンフルーツ社の3つの主軸事業のひとつです。
詳しくはダイヤモンドシルクラボサイトまで。